A.
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■1 インストール≪Jw_Cad Windows≫
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- ダウンロードした-[jww8.24a]-フォルダの上で右クリック-[開く]→[OK]-でインストールが始まります。
(違うHDにインストールする時は[C:\Program Files\Jw_cad\jww]→ を[D:¥JWW] などにします。)
- 指示の通り進めると-[Jw_cadをスタートメニューに登録しますか?]-と聞いてきたら-[はい(Y)]-を左クリックします。
- -[JW_CADをインストールしました]-と表示されたらインストール完了です。
デスクトップ上にアイコンを作成するには、-[マイコンピュータ]→[C:\jww]→[Jw_win]-という青いアイコンの上で
右クリックし、-[送る]-にカーソルを合わせて-[デスクトップ(ショートカットを作成)]-を左クリックします。
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B.
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■2 基本設定のカスタマイズ(1) <環境>
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- 先ほど作ったアイコン[JWW]-を左Wクリック。(JWW_CAD開始)
- -[設定(S)]→[環境設定ファイル(F)]-[編集・作成(E)]-をクリックすると[ダイアログ]が開き[Sample.jwf]というファイルをクリックし、[開く(O)]をクリックすると〔Sample.jwf−メモ帳〕が開きますので、下記の”END”を削除します。
#◎「END]を行頭に記述すると、その行以降の記述は無視されます。
# ************** 注 意 !! ***************
# * *
# * 範囲外の値を入力した時の動作は保証されません *
# * *
# **************************************
# # (注意)この「SAMPLE.JWF」には、次ぎの行に「END]あります。したがって、
# このファイルの読込みを行っても、「Jw_win」の環境は何も変更されません。
END ←この部分を消す
(あとで場所がわかるように・・・"END"だけを消してスペースを空けておくと良いでしょう。)
- -[ファイル(F)]→[名前を付けて保存(A)]→[ファイル名(N)]でファイル名を書き込んで[保存(S)]します。(例-KANKYOU)
- 今作成した環境ファイルの-[基本設定]-をカスタマイズします。
(〔Sample.jwf−メモ帳〕をプリントしておくとカスタマイズするのに便利です。)
([設定]→[基本設定]で設定したあと、[設定(S)]→[環境設定ファイル(F)]→[書出し(W)]でファイル名を付けて保存でもOKです。)
- JWW画面で-[設定(S)]→[環境設定ファイル(F)]-[読込(R)]-を選択する。
- -[設定(S)]→[環境設定ファイル(F)]-[編集・作成(E)]-で、先ほど保存した-[KANKYOU.JWF]-ファイルを開きます。
解説を読みながら色々と設定が出来ます。
(解らない場合はとりあえず”環境設定カスタマイズなし”のままでやってみましょう。)
- -[設定(S)]→[環境設定ファイル(F)]→[編集・作成(E)]→[選択窓]でファイルの種類jwfを▼を押してjwLに変えると[Sample.jwl]というメモ帳があり、任意のレイヤー設定を変更する事もできます。
(協力事務所等とのレイヤー互換させるなどに使います。)
(設定については、図面をやりとりする相手の図面設定も考慮に入れて設定することが望ましいでしょう。)
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C.
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■3 基本設定のカスタマイズ(2) <画面ツールバー>
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- -[表示]→[ツールバー(T)]-をクリック、ツールバーの表示枠内にあるレ表示18箇所全部にレ印をする。
初期状態に戻すチェックを利用すると便利です。
- 出てきたツールボックスを左右上下にドラッグしながら好きなところに配置します。(最初の挿絵参照)
適当な数の必要なツールバーを残してあとは消しておいたほうが良いでしょう。
- 線種だけのツールバーは漢字の線種がついてるツールバーと反対側に配置するとよいでしょう。
(※ -[ ヘルプ]→[トピックの検索]→[Jw_cad for Windows ヘルプ目次]-で-[表示]ボタンを左クリックすると説明が有りますので参考にして下さい。)
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D. |
■4 図面を書く前に(1)・・・・・≪用紙と縮尺≫ |
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最下部にある上図のようなステータスバーについて簡単に説明します。
- 【用紙選択】
一番左側の-[A-0]-と書いてある上を左クリックすると[A-0]〜[100m]まで用紙の大きさが選択できますので、はじめに用紙を決定してください。
図面を2枚並べて作図する場合は2ランクアップの用紙サイズの画面にしておいて作図すると効率がよいです。
- 【縮尺変更】
左から2番目の-[S=1/200]-と書いてある上を左クリックすると縮尺変更ができます。
-[縮尺]-の部分のみ[1/100]と記入して[OK]ボタンをクリックしてください。
現在時点に於いて1:100の縮尺で作図する意思表示です。
- 【レイヤ変更】
左から3番目の-[〔0-0〕通り芯]-はレイヤとレイヤグループ(次の項で説明)の表示状況を表してます。
[1-8]の場合は1番レイヤグループの8番レイヤにいることを示し、”通り芯”という文字はレイヤ名称を現しており、この場面で変更することができます。
- 【軸角・目盛・オフセット】
左から4番目の[∠0]→は軸角がX軸に対して水平状態(軸角 0)であることを表しています。
軸角はX軸に対しての角度を現してます。
軸角取得のやりかたは、まずカーソルをクロスラインに設定すると判りやすいです。
クロスカーソルに変更するには、設定画面で設定する方法の外に下部ステータスバーに於いて一番右の-[×0.27]-画面倍率・文字表示の欄で右クリックしたまま左側の-[A-1]-用紙選択画面上で離します。次に、その左側の空白のステータスバー上に於いて左クリックすると普通のクロスカーソル、右クリックすると目盛付きカーソルが登場します。
軸角は斜めに図面を描いたり、斜線に対する垂線を記入する場合に使用します。
[目盛]はグリッド表示(画面に格子状の点表示)させるとき使います。
軸角取得のやりかたは、画面上の斜線上にカーソルを合わせて、〔クロック〕右PM:500ドラック(右クリック状態で5時方向にドラッグしたまま左1回クリック)で-[軸角取得]-が出ますので、-[軸角取得]-が出たら放します。 すると、図面上のX軸が斜線の角度に変化します。
[オフセット]は今のところ使用しません。
- 【表示倍率・文字表示 設定】
[×0.12](表示倍率)はクリックすると画面倍率・文字表示等を設定することが出来ますが、最初は気にしないで大丈夫です。
CRT画面に対する図面の倍率差とマークジャンプの設定〔設定-一般(2)〕がわかります。
倍率1.0で実際の印刷される大きさです。 マークジャンプは予め範囲登録をしておけばその範囲に画面移動できる設定です。
- 【図面読込】
図面を読込む時は、画面左上の-[ファイル(F)]→[開く(O)]-とクリックします。
又は、キーボードから[Ctrl]+[O]を同時タイプします。(ショートカット)
このときツリー表示が出ますのでファイルの場所がわからないときは、[C:\jww]の中から探すとよいですが、最初に図面専用の別フォルダを作っておくと便利です。(例 [C:\J_CAD]など)
- 【図面読込ダイアログ】
-[ファイル選択]-のダイアログ左上に-[リスト表示]-というのが有るのでチェックをはずすと縮図(サムネイル)が表示されますので、そのどちらかに於いて図面を選択します。(目標の上でWクリック)
リスト表示の隣にサムネイル表示の数を調整する欄、そしてプルダウンメニュー選択で[jww][jwc][dxf][sfc][p21]を選択する欄があります。
縮図リスト表示上において図面ファイル名を変更することもできます。
(直接サムネイル上に於いて図面の拡大表示も出来ます。[マウス操作は作図の場面と同じ]) |
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■■
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E. |
■5 図面を書く前に(2)・・・・・≪レイヤグループとレイヤ≫
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- 例えば、S=1/100の図面の隣にS=1/30の詳細図を加えたい場合、CAD上では別々に書いた透明なシート(レイヤ)を重ねるという考え方をします。
JWCADの場合、その透明なシート(縮尺付)の集まりのことをグループレイヤーと呼んでいます。
- 四角で囲った数字枠の集合(16枠)がグループレイヤーのツールバーです。 グループレイヤーの番号分けをすることで、1階平面図と2階平面図を重ねて書いておく事も出来るようになります。
(例--->[1]に図面枠で[2]と[3]に1階平面図、[4]と[5]に2階平面図、[6]に部分詳細図・・・という具合に使うことができます。)
※ VectorWorksなど他のCADでは(クラス)や(グループ)などと呼んでいるようです。
- 丸で数字を囲った枠の集合(16枠)がレイヤーのツールバーです。
机などの家具や伏せ図の柱・梁などの集合体に使用します。
(後で数えたりするときに便利です。)
- 枠が赤く表示された番号のところをアクティブレイヤグループ(□+数)又はアクティブレイヤ(○+数)といいます。
※ 図面などを描くとこのグループレイヤやレイヤに記録されます。
- アクティブではない番号のところを左クリックすると(□+数字)が枠なし、空白と順番に変わりますが、枠なし数字の場合は表示のみ図面、空白の場合は表示なし図面と成ります。
※ 図面表示をグループレイヤー及びレイヤーごとに表示したり非表示にしたり出来ます。
- アクティブ(作図中)の切替えかたはグループレイヤ・レイヤとも指定の場所(数字の上)で右クリックします。
サムネイル(縮図)で一覧を見たい時は、赤くなってる□(グループ)や○(レイヤー)の枠欄を更に右クリックします。
サムネイル上の数字をクリックしてもレイヤグループやレイヤの表示が切替えられます。
- グループ及びレイヤー枠下の-[All]-ボタンを左クリックで順に作図・表示のみ・非表示に切り替り、非表示の時右クリックで作図画面に成ります。
- グループの-[><]-ボタン左クリックでレイヤーの反転表示となります。
それと、レイヤーツールの-[数字]-ボタンでグループツールの表示・非表示が出来ます。
レイヤツールだけの表示状態で-[数字]-ボタンをクリックしてもレイヤグループツールのON・OFFが切替えられます。
(グループレイヤやレイヤーの数字枠の下にある"小さな色つきバー表示"は記入済ブのレイヤーやグループを表示しています)
(レイヤグループやレイヤはあとからでも意外と簡単に直せるので、あまり気にせず作図作業が出来ます。)
(下部ステータスバーの右から3番目を左クリックでもグループやレイヤーの名前やアクティブ変更が出来ます。)
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F. |
■6 図面の書き方(1)・・・・・≪補助線・基準線≫ |
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- とりあえず、レイヤグループの-[1]-、レイヤーの(1)を選択しておきます。(数字上で右クリック)
※ 下部ステータスバーからでもレイヤー設定画面で設定できますので、好きな方法で設定しましょう。
- ツールバーの-[線属性]-(線属性が表示されたもの)を左クリックすると、-[線属性]-変更のダイアログが出ますので-[補助線色]→[補助線種]-ボタンを左クリックして選択し-[OK]-ボタンを左クリックする。
※ 補助線はプロット(印刷)されません。(画面上でだけ見える線のことです)
※ 基準線の場合は、線種選択で-[線色1]→[一点鎖2]-などに設定しておきます。
※ SXF対応拡張線色・線種のチェックボタンはSXFで図面を頂いた場合などに使用します。
- -[/]-を選択、画面上欄のタイトルバーの-[水平・垂直]-にチェックを入れ、画面上に縦補助線及び横補助線を水平及び垂直に適当な長さに描きます。
※ -[作図(D)]→[線(S)]→[水平・垂直]-にチェック又は、マウス(左押AM1時-線・矩形)ドラッグでも同様です。
※ 線を一点鎖線で書きたいときは-[線種]-設定で[線色1][線種 1点鎖線]を選択する。
- -[伸縮]-をクリックして目的の線上を左クリックしてから延長させたい箇所で左クリックします。
すると、その場所まで線が伸縮します。
※ -[伸縮]-は左押AM8時にドラッグです。
※ 線の交点に合わせたいときは右クリックする。(交点指示については以下同様です。)
- -[複線]-を選択してオフセット(平行複写)したい線をクリックし、上欄の-[複線間隔]-に寸法を記入するか-[▼]-から適当な寸法を選択してオフセットしたい側でマウス左クリックします。
※ -[複線]-はクロックメニュー、左押AM11時にドラッグすると出ます。
※ -[▼]-を右クリックすると数値入力ダイヤログボックスが表示されますのでマウス入力が出来ます。(共通)
(※ -[Enter]-で複数回(基本設定で設定必要)オフセットすることができます。)
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■■
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G. |
■7 図面の書き方(2)・・・・・≪壁の配置≫ |
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- 次に、レイヤグループの-[1]-、レイヤーの(2)を選択します。
※ 此処で補助線又は基準線と躯体の線(壁)と区別するためレイヤー分けをしています。
- -[線属性選択]-で書込み線種を-[線種]→[線種1]-(又は-[線種2]-など)→[実線]→[OK]-で選択します。
※ 今度は実際に印刷される線種に替えたわけです。(基準線含まず)
- ツールバーの-[2線]-を選択し-[2線の間隔]-に[50,50](通り芯に対しての振分け寸法mm)を入力する。
※ [100,50]にしたときは時計回りに進む場合、外側に100、内側に50オフセットされた線が描かれます。
※ [100,100]にしたいときは[2倍間隔]ボタンをクリックし、[25,25]にしたければ[1/2間隔]ボタンをクリックする。
※ -[2線]-はマウス左押PM10時にドラッグです。
※ 実は数字入力の際、[50]-[Enter]-で-[50,50]-とタイピングされます。(共通)
- 希望の基準線(補助線)上で左クリックし始点でクリック、終点でWクリックします。
交点を指したいときは右クリックするがあとで直すのは簡単なので適当なところで左クリックしておきましょう。
- 連続して入力する場合は、次の基準線上で左Wクリック、次も同様にして最後に終点部分で左クリックすると連続2線が実行できます。
※ 壁厚が違う場合は-[2線]-の動作を繰り返すが、コーナー部については特に気にしなくても後で包絡をすれば線が結合最適化されます。
※ 但し、同じレイヤの同じ線種だけ包絡可能になるようです。
- 2線(壁の両側の線)が大体引いたら次に包絡をします。
左押AM3時にドラッグし[包絡]という文字が出たら赤のクロスカーソルに変わりますので、続いて壁のコーナー部を囲うようにして左クリックします。
すると、コーナー部分が包絡されてきれいに整います。
(-[コーナー]-にあわせて違う角度の2線をクリックすると2線が結合されます。)
(-[コーナー]-は左PM9時にドラッグ。)
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H. |
■8 図面の書き方(3)・・・・・≪柱の記入≫ |
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- -[線属性選択]-で書込み線種を選択します。
※ 躯体の線は太めに設定すると図面がキレイに見えます。(断面部分)
- 両押右下方向ドラッグで拡大する範囲を囲うように画面を拡大します。
※ 画面拡大操作
- 柱の断面を書く場合、-[ □ ]→[矩形]→[水平・垂直]・[傾き]-はそのままで-[寸法]-の[▼]で寸法を選択するか[200,200](←200Enterでも同じになります)のように直接XY寸法を記入します。
◎ -[多重]-の欄は鉄骨のコラムなどの断面を一発で書いたりする場合に役に立ちます。
※ すぐ右の-[ソリッド]-にチェックを入れると着色した矩形を作成できます。
※ 【例】柱コラムの厚12、コーナーR30の場合は-多重[-12,30]-にします。
※ 【例】柱コラムの厚12、コーナー面30の場合は-多重[-12,-30]-にします。
- 鉄骨コラム柱の断面表示が出てカーソルは真ん中にあると思いますが、通り芯や壁の交点で1回右クリックします。
離したらそのままカーソルをオフセットしたい側に移動、すると、表示も動くので希望の側で左クリックで確定します。
※ RC造の場合は柱確定後に、-[包絡]-(柱を囲うように包絡指定)すると柱・壁が見やすくなります。
※ AM3時の方向に左押ドラッグ-[包絡]で包絡メニューに変ります。
- 両押のまま右上にドラッグする(RL押しのまま1〜2時)と全体表示のメニュー画面になります。
- あとは、1〜5の繰り返しで線種や太さ・レイヤーなどを変えながら作図していきます。
(※ 補助線と図面線をレイヤやレイヤグループにあらかじめ分けておくと都合がよいです。)
(線種を選択するときに予めレイヤグループを選択しておくと便利です。)
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I. |
■9 図面の書き方(4)・・・・・≪開口部の記入≫
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- -[線種]-及び-[レイヤグループ]-を確定しておきます。
- -[作図(D)]→[建具平面(G)]-と進むと左側にツリー表示、右側に建具平断面が出ます。
※ 建具断面が出ない場合は、左側のツリー画面で-[C]→[JWW]→【建具平面A】建具一般平面図をクリックします。
- 適当な開口部を選択して、縮小図上で左Wクリックすると元の図面に戻ります。
- 両クリックで右下にドラッグし、拡大したい範囲を囲いながら離すと図面が拡大して、配置したい基準線上で-[左クリック]-すると建具図面が基準線上に貼りつきます。
- -[建具変更]-や-[基準点変更]-ボタン-[芯反転]-[内外反転]-[左右反転]-で図面を整理してから貼り付けクリックします。
※ 基準点の位置で右クリックを使用すると定位置へ配置できます。
- あとは、1〜7の繰り返しですが色々な動作を試してみましょう。
(-[>]-ボタンで-[見込]-[枠巾]-[内法]-[芯ずれ]-が指定できます。) |
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